kurashi journal

2025.06.18

住環境が人体に与える影響とは?健康的な家づくりのポイントをご紹介!

私たちにとって住まいは、生活習慣や環境とともに密接な関係にあります。
そして、皆さんに意識してもらいたいのが住まいと健康の関係です。
そこで今回は、住環境が人の体に与える影響と、健康に暮らせる家を作るためのポイントについてご紹介します。

□住環境が人の体に与える影響を解説します!

*人は住まいからさまざまな影響を受けている

人は住まいの屋内環境と屋外環境から影響を受けています。
屋内環境は大きく3つに分けられます。
1つ目は、空気環境です。
化学物質やカビ・ダニなどの汚染から影響を受けています。

2つ目は、熱環境です。
室内外の温度差によるヒートショックの影響を受けています。

3つ目は、湿度環境です。
過乾燥や高湿度、結露の影響を受けています。

人は屋外環境(社会環境)からも影響を受けています。
騒音や光環境による睡眠への影響、治安や景観、周辺の施設状況からも影響を受けています。

*住環境が与える健康への影響

夏は涼しく冬は暖かい断熱住宅は、光熱費を抑えられるだけでなく、健康にも良いということが明らかになっています。
暑さや寒さの影響を最小限にすることで、アレルギー疾患や糖尿病、心疾患や脳血管疾患などが改善するとされています。

*住宅性能の高い住まいは健康な人が多い

暖かさや涼しさ、明るさ、清潔さなどの観点から健康度を診断する「CASBEE健康チェックリスト」というものがあります。
こちらの診断結果によると、住宅性能の高い住まいに住んでいる人ほど、持病がなく健康な人である割合が高いことが明らかになりました。

□健康に暮らせる家を作るためのポイントをご紹介!

1つ目は、間取りを工夫して感染症対策をすることです。
手洗いは感染症対策に欠かせません。
そのため、玄関の近くに洗面スペースを配置することで、帰宅後にスムーズに手洗いができます。

2つ目は、高い住宅性能でヒートショック対策をすることです。
温度変化により体に急激な寒冷ストレスがかかって、脳や心臓付近の血管が詰まったり破れたりすることをヒートショックと言います。
ヒートショックを防ぐためには、断熱性・気密性の高い住まいを作ることが大切です。

3つ目は、感染症やアレルギー対策のために計画換気をすることです。
住宅性能が高い家であっても空気は汚れますし、カビや結露も発生します。
そのため、清潔な空気環境にするために、計画換気をすることが重要です。

4つ目は、長い目で見て暮らしやすくするためにバリアフリー化することです。
家庭内で起こる事故として、転倒や転落もあります。
高齢になっても住みやすい家であるためには、段差をなくしたり、手すりを取り付けたりして、住まいをバリアフリー化しておくと良いでしょう。

□まとめ

今回は、住環境が人の体に与える影響と、健康に暮らせる家を作るためのポイントについて紹介しました。
空気の汚染や温度、湿度など、人は住まいからさまざまな影響を受けています。
健康的な家づくりをするためには、断熱性・気密性を高くするようにしましょう。
家づくりをお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。

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