kurashi journal

2023.05.17

将来実家を売却したい方へ!生前贈与で受け取るメリットとは?

「実家を生前贈与で受け取るメリットって何があるのかな」
実家売却には、実家を相続してから売る方もいれば、生前贈与で受け取ってから売る方もいらっしゃいます。
では、そもそも生前贈与で受け取るメリットとは何があるのでしょうか。
今回は、生前贈与で受け取るメリットや注意点について紹介します。

□生前贈与のメリットとは

生前贈与のメリットには何があるのでしょうか。
ここでは、2つ紹介します。

1つ目は、所有者の意向に沿った財産分配ができることです。
財産を相続する場合、遺言書などがなければ、配属者が半分、残りを子どもたちが受け継ぐことになるでしょう。

しかし、老後にお世話になったなどの理由で、特定の人物により多くの財産を残したいなど意志が働くこともあるでしょう。
そんな時、遺言書で書いても兄弟の間で揉める原因となることがあります。
もし相続する本人が生きていれば、そういった揉めごと防止にもなります。

2つ目は、贈与税時の評価が適応されることです。
生前贈与にしても、相続にしても、それらが発生した時の評価額が適応されます。
つまり、将来的に価値が上がりそうな不動産は生前贈与をしておけば、将来価値が上がった時に相続するより課税額が小さくて済みます。

□生前贈与をする際の注意点とは

ここまでで、生前贈与の魅力が大体ご理解頂けたと思います。
では、実際に生前贈与を行う際に気を付けることはあるのでしょうか。
ここでは、注意点を2つ紹介します。

1つ目は、贈与税は受け取り手が支払う必要があることです。
贈与税は、受け取った人が支払うこととなります。
もし、贈与した人が贈与税を支払えば、それもその贈与税額も贈与だと見なされるため注意が必要です。

2つ目は、土地や不動産を相場より安く贈与した場合です。
親から子どもに時価7000万円の土地を5000円で売ることは、親子間だからという心遣いでしょう。
しかし、この場合は、親から子どもに2000万円贈与したと見なされるため注意が必要です。

3つ目は、贈与を受けた人が自由に使える準備をすることです。
贈与を認めて貰う条件として、受け取った側が自由に使える状況にあることがあります。
親から子どもに贈与する場合、贈与した現金が預けられた口座を親が管理をしている場合などは、認められない可能性があります。

□まとめ

生前贈与で受け取るメリットや注意点について解説しました。
実家を生前贈与で受け取れば、ができるなど色々なメリットがあることを紹介しました。
実家売却をお考えの方は、ぜひ方法の1つとして参考にしてくださいね。

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